VOC志摩ー波切港 21nm
朝、小網代のAlphaが出航して行った。このまま小網代まで一気に行くらしい。予報では台風7号が17日に関東に接近のはずなのに大丈夫なのかなーと思ったが、まるで台風を追いかけて追い抜きそうな勢いのAlphaに触発されて、風と波予想を改めてチェックしてみると、今日波切まで行き翌日遠州灘、翌々日駿河湾に入らないと、強い向かい風に遭遇することがわかり、予定を切り上げて一日早く出港することにした。いつもは台風一過2日間くらいは漂流物が多いので走らないのだが、東海は台風の進路から外れてるので吹き返しの風と波さえ気をつければ大丈夫と判断した。
あいにくVOCの定休日なので一日分の係留料は戻らないと思ったが、繁忙期ということなのかスタッフが出勤して来たので事情を話したら気持ちよく(…かどうかわからないが?)返金してくれた。ありがとー。
0930 VOC離岸
VOCに入港する時の雀島方向への変針点はもう少し雀島寄りに変えた方が良いなと2014年に思ったが面倒くさいのでそのままにしていた。分かってればよいわけで。出航する時はその逆で設定した変針点より手前で左転する。
1140 布施田水道西口
布施田水道で1隻に追い越され、1隻とすれ違った。ここで3隻のヨットが出会うのは初めての経験だ。この布施田水道のルートづくりは最初の2013年の航行時ずいぶん時間を使った。なんでも初めてという時は慎重になるものだ。それが今じゃー。
1420 波切港着岸
波切はすぐだと思ってたが艇速が出ずひどく時間がかかった。
入港後風向を読んで温泉旅館などがある高台側の岸壁に着岸。岸壁には穴があいておりフェンダーが穴に入ってしまうとの情報だったがゴムの大型ネットのようなものが設置されており何の問題もなかった。また、波が打ち込んで大揺れになるとも書いてあったがそんなこともなかった。そういう日もあるのかもしれないが。
係留完了後潜ってみたらなんとまた千切れた漁網のナイロンロープがペラに絡みついてた。このせいでスピードが出なかったのかー。逆潮かと思ってたのに。
デッキシャワーの後、港周辺の地図を調べて5時過ぎてからちょっと付近を歩いてみた。ほぼ全ての店が閉まってたが、安乗に比べるとこちらは観光地らしく真珠の土産品店が多い。また、歩くコースを紹介してあったり休憩所とトイレがあっちにもこっちにもあった。係留した岸壁の端のトイレなど何の施設なのかなと思ったほど立派だった。
波切神社と大王埼灯台は外せないなと思ったがどれも徒歩5分、10分圏内にあった。
食事とフロを頼めるという民宿大王荘に行ってみた。フロと書いた看板には電気がついてたが食事と書いた看板の電気は消えてたので、外に出てたオバちゃんに食事は終わったんですかと聞いたらじろっとにらんで面倒くさそうに手でナイナイという仕草をした。あ、そうですか。
そのすぐ近くには大王荘とは対照的に品の良さそうな田中料理店があったが、時間をかけて料理を楽しむ旅じゃないので素通り。
「海道をゆく」にはこの町は絵描きの街だと書いてあったのでどこかに絵でも飾ってるのかと思ったが、大王島、怒涛逆巻く海、大王埼灯台(日本の灯台50選)などなど絵を描く材料には事欠かないという意味だった。波切港は遠州灘を越えるカケスにとっては中途半端な位置にあり今まで一度も寄る機会がなかったが、メルボルン-大阪ダブルハンドレース優勝艇の大儀見さんの波切大王(VOCに係留してあったのに見落とした)の名前の由来の地なので、今航海が最後でもう來る機会はないので寄ってみることにしたのだが、これで胸のつかえがとれた。
尚、波切港はヨットの係留に適さずという話しを聞いてたが、実際に魚市場の外の岸壁(公共岸壁なのかな?)に係留してみて、係留状況、買い物、トイレ、風呂など、何も悪くないじゃないのと思った。ただし、東側が海に面してるので北北東から南南東迄の範囲の強風が予想される時はやめた方が良いと思う。入港後そういう状況になった時は奥の波切漁港(魚市場より奥の泊地であまりスペースに余裕がない)に入って地元漁船に頼んで横抱きさせてもらうべき。的矢湾まで行けるなら安乗港じゃなくて渡鹿野港が良いかもしれない。